概要
通常、パッケージは設定された有効なリポジトリからしかインストールを行なう ことができません。ですが、インストール時に設定した公式なリポジトリ以外にも 様々なリポジトリが存在しています。 openSUSE® ビルドサービスでは、数百にも 及ぶ多数のパッケージと多数のサードパーティ製リポジトリが存在しています。 詳しくは http://ja.opensuse.org/Additional_YaST_Package_Repositories (日本語) または http://en.opensuse.org/Additional_package_repositories (英語) をご覧ください。
また openSUSE では、これらのリポジトリを購読することなくインストール
を行なうことができるよう、 2 つの簡単な方式を用意しています。
1 つめは 1 クリックインストール
方式で、 Web ブラウザを利用
して直接パッケージのインストールができる仕組みです。 2 つめは
openSUSE の既知のリポジトリからパッケージ検索を行なう仕組みです。
この検索結果から、直接任意のパッケージをインストールすることができます。
外部のソフトウエア作成元の信頼について | |
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外部のソフトウエアリポジトリのインストールを行なう前に、その作成元が信頼できる ものであるかどうかを事前にご確認ください。 openSUSE ではサードパーティ製の ソフトウエアをインストールしたことによって引き起こされた、潜在的なものを含む いかなる問題に対しても責任を負いません。 |
「1 クリックインストール」 を利用したインストールでは、 Web ブラウザ から多数のリポジトリを検索することができます。最も有名なところとしては、 openSUSE ビルドサービスのソフトウエア検索があります。
手順7.1 1 クリックインストール
を利用した openSUSE ビルドサービス内のパッケージインストール
http://software.opensuse.org/search. にある openSUSE ビルドサービスの検索インターフェイスを起動します。
プロップダウンメニューを利用してお使いのシステムとバージョンを選択します。 たとえば openSUSE 13.1 のようになります。
次に、インストールしたいパッケージの名前を入力します。たとえば、
OpenStreetMap エディタであれば josm
と入力します。
検索結果を改善するには、
を指定して 要件を満たすように設定します。ボタンを押します。
結果が表示されたら、インストールしたい項目を選択し、
ボタンを押すとインストールを 開始することができます。Web ブラウザで「ファイルを開く」ダイアログが表示されたら、
を利用してファイルを 開きます。
1 クリックインストールが起動し、 1 クリックインストール
でインストールするよう選択したパッケージについて、そのパッケージの提供元リポジトリ
が表示されています。既定ではこれらのリポジトリが選択されていますので、そのまま
勧めてください。既定では、インストール後もこれらのリポジトリを購読し、将来の
パッケージ更新を受け取ることができるようになっています。
リポジトリを今回だけ利用する場合には、
のチェックを外してください。 を押すと 次に進みます。次にインストールするものとして選択したソフトウエアが一覧表示されます。通常の 場合、何も変更する必要はありません。
を押して進めて ください。次にこれまでに選択してきた内容が
画面に表示されます。 ボタンを押すと、上記までの設定手順をやり直すこと ができます。インストール作業を行なうには、 を押してから を押してください。
あとはインストール作業を行なうため、 root
のパスワードを入力します。
新しいリポジトリを追加する場合は、そのリポジトリの GPG 鍵をインポートする
ためのダイアログが表示される場合があります。また、インストール作業中に特に操作
する必要のないいくつかのポップアップが表示されます。最後に 「インストール
に成功しました」 メッセージが表示されますので、
ボタンを押して閉じてください。
1 クリックインストール機能の無効化 | |
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1 クリックインストールの機能を無効化したい場合は、 YaST を利用して
rpm -e yast2-metapackage-handler |